Denmark, Copenhagen
北欧デンマーク幼稚園研修プログラム
片山真優さん
2019年7月
(保育士・幼稚園教諭)
ホームステイレポート編
2週間デンマークに滞在し、2つのお宅にお世話になりました。
1週目のホストファミリーと
1週目のホストファミリー
初めのお宅は、デンマークのコーディネーターさんのお宅でした。
デンマーク人のホントファーザー、日本人のホストマザー、娘さん2人や娘さんのお友だちと過ごし話した1週間は、ハーフの子どもたちが何人も通うインターナショナルプリスクールで働く私にとって、とても貴重な時間となりました。
娘さんたちをどのように育てられたのか、デンマークの教育事情、デンマークの子どもたちが自立するまでの流れ等たくさんのことを伺えました。
また、お宅で頂いたお料理はいつも美味しく幸せでした。初日のコペンハーゲン観光やお庭でのBBQ、金曜日の夜のチボリ公園、最終日の大阪スタイルのお好み焼き作り...どれも素敵な思い出となりました。
2週目のホストマザーと
2週目のホストファミリー
2つ目のお宅は、デンマーク人のシングルマザーのお宅でした。息子さん2人は私の訪ねた日から元旦那さんとホリデーに出かけたので一緒に過ごせた時間はわずかでしたが、初日に一緒にホストマザーと弟くんが作ってくれた美味しいケーキを食べたことは良い思い出です。
ホストマザーは、とてもオープンな方でシングルマザーとしての生活について色々とお話をしてくれました。
また、幸福度の高いデンマークですが、そんな国のダウンサイドについてもお話をしてくれたことはいい学びとなりました。例えば、一括りには言えないけども、デンマークの子どもたちは自由度の高い環境で育つからこそ自立心は強いが、大人を尊重する気持ちに欠けることがあると伺いました。どこの国でも良いところ・見直すべきところがあると改めて思いました。
デンマークの福祉・有給制度や病欠の際(子どもが病気な場合も含む)の制度は素晴らしく、日本もそうであればと思うことが多々ありました。
こちらのお宅のご近所さんは、とてもフレンドリーでたくさんの方とお話をする機会がありました。また、私が体調を崩した際は薬・ビスケット・パンケーキを持ってきてくださったり、体調はどう?とわざわざ家に出向いてくれたりとたくさんの優しさにも触れました。ホストマザーやホストマザーのお友だちやご近所さんと出会えて本当に良かったと思える1週間でした。
総括
デンマークでは、子どもたちは幼いころから自主的に考え行動し自立心を育む環境で保育・教育を受けるということが今回のボランティア研修を通してわかりました。その為、子どもたちの自立も早く18歳頃に実家を出る子が大半だそうです。税金が高いと同時に国からの福祉や教育のサポートが整っていることもその要因に大きく関わっているようです。
今回のボランティア・ホームステイの経験は私にとってとても価値のあるインプットの時間となりました。感じたことや学んだことをこれからの保育にまた私生活にも活かしていきたいと強く思います。