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甲斐知優さん(リトミック・ピアノ講師)

2018年9月

​写真:一般園の園長先生と

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一般幼稚園

NHKで紹介された映像を見ていたので、「あの園に来たのだな!」という気持ちでした。園長先生を始め、各クラスの先生が皆親切で、また英語でわかりやすく園や子供の説明をして下さいました。3,4歳クラスに配属され、10人程度の子供たちと2人の先生のクラスに5日間お世話になりました。はじめは言葉がわからず、コミュニケーションが取れるのか焦りましたが、顔とジェスチャーで何とかなる場面がたくさんあり、一緒に遊ぶことができました。全員の名前を覚え、呼ぶとちゃんと意思疎通が取れて嬉しかったです。おままごと、お絵かき、外ではブランコを押したり、鬼ごっこ、園の探検、レインコートやシューズの脱着の手伝いなどできました。

水・木は自分の考えて行ったリズム遊びや音あてクイズを披露でき、一緒にやってもらいました。火曜は、クラスの子のお誕生日で、みんなでその子のお家に行き、(招待され)、一緒に遊び、お昼ご飯を頂きました。お誕生日の人が友人をもてなすという文化に触れ、またその子のご両親ともお話ができ、温かく迎えてくださり、家族の過ごし方、育て方を少しですが伺えたのもとても良かったです。金曜日にもお誕生会の子がいましたが、この日はクラスの子の分のパンとチョコドーナツをお母さんが作ってきて、9:30のティータイムにみんなに振舞うという時間がありました。親から子への愛、それをみんなで共有する素晴らしい時間だなと思いました。

最終日には、園長先生のご好意でピアノをレンタルして下さり、30分ほどの音楽会を開くことができました。子供たちに生の音楽を聞かせたいという先生の気持ちに応えられたかな。。と思います。自分の演奏の他に園で子供たちがよく歌っていた曲をみんなで歌ったり、日本の子供たちにやっている「リトミック」を紹介できたのもとても良かったです。音楽を聴いて速さ、高低、感情を感じ取るということをやりましたが、みんな集中して参加してくれ、反応がとても良かったので驚きました。Let It Goが世界共通の人気ソングということもわかり、ハッピーバースデーの歌をみんなで歌えたことも良かったです。

​5日間、デンマークの幼稚園で生活できるだけでも十分実のある時間でしたが、最後に自分の魅せどころをみなさんにお見せでき、予想をはるかに上回る収穫・経験ができ、感謝しかありません。

​写真:研修先でリトミック教室を開いた甲斐さん

シュタイナー園

一週間行った一般幼稚園とは規模も教育方針も全く違い、とても面白かったです。独特の世界観があり、メモを取る手が止まりませんでした。2~5歳児が一緒に過ごす縦割り保育で年上の子が下の子をお世話する姿はかわいらしかったです。

「朝のうた」、

「お片付けのうた」、

「みんなが集まるまで待つうた」、

「食事の前後のうた」、

「絵本の読み聞かせ前後のうた」、

いつも行動を変える時のサインは「うた」であり、子供たちはすぐ反応してうたって次の行動へ移るのはすごいなと思いました。

​特にお片付けの時は、まだ遊びたいとグズる子はいなくて、自分が遊んでいないおもちゃもみんなが進んで片付けをしていて驚きました。楽器に合わせて歌うわけではなく、あくまでアカペラなのですが、それでも音楽(うた)にあふれた教育だなと思いました。

火曜の9時~9時半は、外部講師がいらっしゃって、4、5歳の子供たち10人とオイリュトミーが始まりました。静けさ、独特の雰囲気を放つ先生の誘導で手をつないでサークルを歩いたり走ったり、きれいな音のする楽器に反応して動かしたり、静寂の中で動きを真似したり。

​「心の中の悪を追い出し、浄化し、静かな心になる」のが狙いだそうです。

オーガニックにこだわる食材、手作りのランチ、キャンドルが灯る食事の時間、淡い色の壁、手作りのおもちゃ。園庭で遊ぶとき先生は椅子に座り、見守るだけ。一緒に遊びません。子ども独自の世界観、想像をさせるため大人は邪魔しない(してはいけない)とのことです。男の子も女の子も木登りをしている姿はかっこよかったです。

観光

ニューハウンからカナルツアー(運河クルージング)…人魚姫の像や動く橋、狭い運河などが見えました。

クリスチャンハウン散策…道に迷ったと思ったら現れたエリア。アートなエリアですが少し怖かったです。

チボリ公園外観、アンデルセンの像、ストロイエで買もの、園長先生とラウンドタワーに登りました。

フードマーケットは二度行きました。楽しかったです!

クロンボー城…スウェーデン側を見ることができ、また街が静かで良かったです。お城は広すぎず、しかしみるところがたくさんあり面白かったです。日本人の年配女性二人に会い、一緒に回りました。

印象に残ったこと

幼稚園研修では今まで自分が生きてきた中で最大限に使ってきた「ピアノ」を通してデンマークの子供たちと交流できたことは予期せぬ出来事で、しかもとても実りのある収穫だらけの経験となり感謝しています。

たくさんの家族の愛、デンマーク人の相手を思いやる姿勢をたくさん見て、心にゆとりがあるのだろうなと思いました。受け継がれてきた文化やDNAもあると思いますが、自然の多さ、人口密度も大いに関係していると思いました。働き方、時間の使い方も日本とは違い、自分もデンマーク人のような生き方をしたくなりました(一部しか触れてないとは思いますが..)。何より帰国して一番の変化が、自分が家族や大切な友達を大事にしたいと思ったことです。仕事をし過ぎず、家族で過ごす時間を作りたいな、のんびり会話したり、出かけたりしたいなと思いました。自分にゆとりを持つこと、焦らないこと、今やっていることはそんなに大事なことなのか?と考えるようになりました。穏やかでいたいと思うようになりました。​

友達に、「デンマークって何が有名なの?」と聞かれた時に、「幸福」と答える自分がいました。デンマークやデンマーク人には抱える問題などもあるとは思いますが、私が頂いたものとしては、「幸せになれそうな過ごし方」を教わった気がします。​長くなりましたが、ジェノインターナショナルさんにお世話になれて、本当に良かったです。ありがとうございました。

​写真:シュタイナー園

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ホームステイ

お父さん、お母さんのどちらかが常に話し相手になってくれました。滞在中、息子さんが修学旅行でいなかったり、お母さんが出張に出かけたり、娘さんが留学でいなくなったり、居候の女の子がいたり、娘さんや息子さんの彼氏、彼女も一緒にいたり…と毎日合わせる顔が違っておもしろかったです。お家にピアノがあり、お父さんと一緒にピアノを弾いたり、息子さんが久石譲が好きだったのでジブリの曲もたくさん弾きました。

夕食時にはいつもキッチンにいるようにしたので、会話をしながら夕食作りをしたのは楽しかったです。おばあちゃんを招いての食事会も二度あり、家族がそれぞれを愛するシーンに触れ、心が温かくなりました。お父さんは近所の公園で、お母さんとは少し遠くの公園で犬の散歩をしました。とても広い敷地に大量の鹿がいて大自然を肌で感じました。会話は英語でわかりやすく、ゆっくりと話してくれました。

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​写真:ホームステイ先のピアノ