top of page

​山﨑愛里さん(大学生)

2017年3月

​写真:シュタイナー園の子供たちと

​写真:園の先生による手作りの人形

​写真:研修期間中に撮った写真(園内、公園)

森の幼稚園研修

2週目は、私がずっと行きたかった森の幼稚園に行きました。

 

今回行ったのは、園舎を持たず、ずっと森に出る園ではなく、園舎を持ち、時々森に出る園でした。森での生活をとても楽しみにしていましたが、初日に体験したのはバースデーパーティー!その日は、1人の男の子の誕生日と言うことで、クラスの全員でその子の家に行ってパーティーをしました。アパートのお家でしたが、25人の子ども+先生方+家族の大人数でお祝いをしました。

部屋ではダンスを踊り、ランチには現地の麦パンを食べました。お父さんが少年サッカーのトレーナーということもあり、午後からは外に出てフットサルをしました。普段から子どもと関わりのあるお父さんは、子どもをやる気にさせる力をもっていました。さすが!そして、誕生日といったらピニャータ!みんなで、数字の6を叩きました。私もアメリカにいるときにやった記憶があります。中からは一本の木のイラストが…その木のところに行くと、カップケーキが…!!6歳のお誕生日、おめでとう!!

「ふがぁふがぁふがぁ~」

 

と現地のバースデーソングを歌いお祝いをします。森での生活を期待していましたが、現地のパーティーを体験できてとても良かったです。この日が一番大きなパーティーでしたが、その後日にも、2回もお祝いをしました。誕生日の子が多かったです!!!おめでとう!!

さて、森でのお話。森には一日中入りました。途中で、木の年輪を数えたり、手作りのブランコで遊んだり、道草をしながら森で1日過ごします。もちろんトイレはないので、子どもたちは離れた木のそばで…

「かわいそうだから、森の木は切らない方がいいと思う。」

「そうだね。でも森の木はトイレットペーパーになるよ。全部切らないとなるとお尻拭けないね。」

「うーん... じゃあ、ちょっとだけ…!」

そんな話をしていたとあとから先生に聞きました。子どもたちの純粋で可愛らしい会話に参加できない悔しさが残ります。もしデンマーク語を理解していたら…。

森の幼稚園は、2週目ということもあり、現地の言葉を少しは話せるようにもなりました。フィーリングでの会話が多くなりましたが、伝えようという気持ちと、相手の反応を見ることで成り立つコミュニケーションもありました。森の子どもたちは、シュタイナーの子どもと比べてパワフルで良く喋る印象を受けました。初日から人懐こくて、どんどん話しかけてきてくれました。人数が多かったからかもしれません。

ずっと森の幼稚園に夢を描いていましたが、園舎と森とを行き来する統合型の園の魅力を強く感じました。この園では、一人一人が自分のテディベアをもち、その子をつかって、身につけてほしい道徳的な考え方を紙芝居や絵本を通して一緒に考えていく方法を取り入れていました。これはオーストラリアから伝わったやり方だそうです。基本的な生活習慣を身につけたり、室内遊びをすることは森にいるだけでは体験できません。園舎を持つメリットと、森で生活することのメリットの両方を兼ね備えた園でした。

園舎はコペンハーゲン市内と、そこから40分ほど離れた郊外の2つあり、郊外の園舎にはとても大きな園庭がありました。すぐ隣には森が広がり、自然を感じることができます。市内の園舎は、他社の保育園2つと併設し、そこの保育士とも連携を取っていました。市内の方にも園庭はありましたが、多くの子どもたちで賑わいます。保護者は市内の園舎に送り迎えをすることができ、子どもは自然の中で遊ぶことができます。毎日バスで郊外の園舎まで移動しましたが、より広い園庭とそこに広がる自然を感じるためには、良い方法だと思いました。

 

シュタイナー園と森の幼稚園の2つの園に行ったことで、日本とデンマークの違いだけでなく、両者を比べることもできました。どちらの園もとても親切にしてくれて感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。

シュタイナー幼稚園研修

17日間 デンマークでの幼稚園研修に参加してきました。初めての1人海外で緊張もありましたが、ファミリーと現地の人の優しさに何度も助けられました。

 

1週目はシュシュタイナー園に行きました。頭に入れた知識ではなく、実際に現場の雰囲気を味わうことでしか得られないことが多くありました。シュタイナーの教育理論は、一般園と比べても様々な違いがあります。手作りのものにこだわり、子ども時代にしか経験できない体験を重視します。他にも独自のダンスをしたり、水彩画を描いたりもしました。

私が行ったのは、少人数の園で、家にいるような安心した気持ちになりました。子どもたちもデンマーク語でたくさん話しかけてきて、言葉が分からない私に、頑張って伝えようとしてくれました。現地の手遊び歌や集団遊びも一緒にやりました。外遊びの時間も多く、まだ寒いデンマークでは、厚手のウェアは欠かせません。しっかりと防寒対策をして近くの公園で遊んだり、池まで散歩に行ったりもしました。

子どもたちが喜んでくれたのは、滑り台で踏切を作って遊ぶ方法です。私が「カンカンカン」と声を出しながら、腕で踏切を表現し、開いたら滑る、というのを何度も何度も繰り返しました。その場を離れると、「あいびー!あいびー!」と嬉しそうに私の名前を呼んでくれました。表情や体の動き、音などは、言葉が通じずとも、世界共通なのだと実感した瞬間でした。

先生方もとても良くしてくれて、最終日にはサプライズのメッセージまでいただきました。質問をしても丁寧に答えてくださいました。また、日本との違いを感じたのは、「いつでも自由に紅茶やコーヒーを飲んでいいよ」と言われたことです。「ここにあるものならなんでも使って大丈夫だよ。私たちも好きなときに休憩をするから、Airiもそうしな」と言われました。日本だったら先輩保育士との上下関係などを気にして、いつでも自由に休めるという雰囲気ではない気がします。保育士にとっても、働きやすい環境であると感じました。

​写真:森の中へ

​写真:森の幼稚園

​写真:屋内での絵本読み聞かせ

​写真:みんなで

cedar-cone-clipart-15_edited.png
cedar-cone-clipart-15_edited_edited.png
cedar-cone-clipart-15_edited.png

ホームステイ

​温かく最高の家族でした。

 

初日から私を家族の一員として扱ってくれて本当に嬉しかったです。美味しい夕飯を毎日一緒に食べることが出来ました。

 

コペンハーゲン市内を案内してくれたり、一緒に映画に行ったり、犬の散歩にも行きました。私のつたない英語にも付き合ってくださり、日本の話をたくさんしました。家族がデンマーク語で話していて、私がわからなさそうな顔をしていると、英語で通訳してくれました。

 

本当に大好きな家族です。お世話になりました!

​写真:ホストファミリーと

観光

コペンハーゲン市内の観光名所はほとんど回ることが出来ました。

 

特にニューハウンは憧れの景色だったので、実際に見ることが出来てよかったです。郊外はクロンボー城とルイジアナ美術館がよかったです!お隣のスウェーデンにも遊びに行けたので、北欧を満喫できました。

 

コペンハーゲンはとても綺麗な街だと思いました。市内はおしゃれなお店も多く、郊外に出れば自然も豊かでした。街の人も優しい方ばかりで、住みやすい街だと感じました。

印象に残ったこと

幼稚園で子供たちがデンマーク語でたくさん話しかけて来てくれたことです。言葉は分からなくても身振り手振りと気持ちがあれば、通じるのだと嬉しく思いました。

また、現地の人と交流できたことも心に残っています。カフェで出会ったおばさんと意気投合してしまい、後日、彼女のお店にも遊びに行きました。それも海外体験に参加した良さの一つでした。

​色々な人と出会い、交流できたことが一番心に残っています。

​写真:観光先で撮った写真

bottom of page