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​匿名希望さん

(教師)

2024年11月参加

デンマーク研修体験レポート

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 森の幼稚園は園庭がとても広く、園を出てすぐに森があるという恵まれた環境でした。最寄り駅から歩くときも木立の中を毎日通うのが楽しみでした。森は日本の都内近郊の里山とよく似た雰囲気があって、いる鳥たちも似ていました。鳥が好きな方は季節によっては双眼鏡を持っていくとよいです。紅葉がきれいでした。
 シュタイナー幼稚園の周辺は子育てによさそうな住宅街で、スーパーが隣にあり駅からも近く通いやすく便利な場所でした。近所に森はありませんが、裏手にいくつかの遊具と芝生の広がる公共スペースがあり、木曜日に電車に乗って行く森は広くてとてもすてきなところでした。

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森の幼稚園研修

 先生方はみな穏やかでゆったりしていて、とても親切でした。大人が声を荒げて叱る場面はほとんどありませんでした。
 森の幼稚園では3歳の子がナイフで木を削り、森や園庭での遊びでも危なっかしい場面がたくさんありましたが、大きな怪我をした子は一人もいませんでした。
日本だったら絶対にありえない信頼感で先生と子どもが繋がっていることに衝撃を受けました。スキンシップをとても大事にしていて、教師と子どもの性別はあまり気にせず世話をしていることにとても驚きましたが、ふかふかの落ち葉が積もる森の中で座っている先生に、子どもたちが何人か乗っかったり、くっついたりしてくつろいでいる様子に、本当に癒されました。

 森の幼稚園はお弁当持参で、おやつは園で用意します。
黒パンと果物と牛乳で皮つきのリンゴや洋ナシ、バナナなどをよく食べます。日本では食事やおやつのときに先生に叱られる場面がけっこうあると思いますが、先生も子どもたちも、のんびりおやつの時間を楽しんでいました。寒い中、食べるときもずっと外で過ごしていて、すごいなと思いました。

シュタイナー幼稚園研修

 シュタイナー幼稚園では曜日にそれぞれの意味があると考えていて、その内容に沿ったランチを園で用意します。オーガニックの野菜や果物、黒パンや手作りパンやスープがとても美味しく、いつもお代わりしていました。ビーガン対応のバターやパテが別に用意されており、果物はやはり皮つきで、小さい子もよく食べます。どちらの園もパンにバターをものすごいたっぷり塗るのに驚きましたが、美味しいです。

 デンマークの園では日本のような連絡帳は特になく、普段はアプリで出欠を取るのみのようで、お昼休憩も各自様子を見ながら交代で取るようにしていました。また、日によって早く帰れる日があるようで、交代でうまく調整しながら、週の中で、また1日の中で
プライベートの時間を確保できるようになっているのが素晴らしいです。

 シュタイナー園では、室内活動も多く色々なイベントもあるので、先生方のチームワークがとにかく大事だと思いました。
歌と生活リズムの繰り返しの徹底がとても大きな役割を果たしていて、たとえば片付けは歌が始まると自動でやるように身体ができています。色彩、素材の力も大きいと思います。3歳の子でも、絵本ではなく教師が読み聞かせるお話をとてもよく聴くことができます。午後は雨でも雪でも外遊びと決まっていて、子どもたちは泥などものともせず遊んでいる横で、先生が掃除や編み物などをしていると、暇になった子が先生の真似をしてデッキブラシで掃除を始めたりするのがかわいいです。

 どちらの園の子もよく歩き、よく遊びます。
すごい体力!冬は寒いですがクリスマス関係の装飾やイベントが美しく楽しいので、この時期に来て本当に良かったです。森への散歩の前日に雪が降り、とても美しかったです。

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滞在先(自己手配)

 Charottenlund駅から徒歩10分程度の自炊可能な民泊を利用しました。森の幼稚園やシュタイナー幼稚園まで乗り換えはありますが通いやすく、コペンハーゲン市内観光の中心となるNorreport駅まで12分とアクセスもわりとよく、駅から宿泊先までの間にスーパーや美味しいパン屋さんなどが何軒かあり生活に必要なものはほとんど入手できます。そのほかにも色々なお店やレストランがありますが全体的に上品な感じで、表通りから1本入ると静かな住宅街です。駅の反対側には森があり、森とお城を抜けて10分程度歩くと美しい海に出ます。 

 宿主の方は誠実でとても親切な方で、3週間滞在しましたが、私はとても気に入っていました。駅から徒歩10分程度のところにシュタイナーの教員養成施設があり、とても美しい施設で、人形劇はこちらで鑑賞しました。

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今回の滞在を一言で表すと、「幸せな日常」

 デンマークの人々はとても親切で温かい方たちばかりでした。寒い中、身体を寄せ合ったり手をつないだり、みんなで温かいスープやお茶を飲むことで心までぽかぽかと温まるのが感じられました。

 

 デンマーク語は分からないし、お互いネイティブではない英語でのコミュニケーションでしたが、逆にそれがお互い一生懸命聴いたり伝えたりしようという気持ちにつながって、今、気持ちが通じ合った!と感じられる場面もたくさんありました。

 いそがしい中でも心の中にろうそくの明かりを灯して、ふっと心をほどくかのように、休憩時間や自分が楽しむ時間をしっかり確保するようにしていて、それがおおらかさや心のゆとりを生み出しているように感じました。幸せって温かいんだなと思いました。

​※本ページの写真はすべて参加者の方が撮影されたものです

観光

週末のフリーの日が4日間あったので以下の場所に行きました。

〇クロンボー城、フレデリクスボー城、ルイジアナ近代美術館、チボリ公園
雨できれいな写真はあまり撮れませんでしたが、お城はそれぞれの個性の違いが面白かったです。ルイジアナ近代美術館は個人的には作品というより建物自体が気に入って、海の色も美しく、周辺のお家も個性的でかわいかったです。チボリ公園はイルミネーションがすごくてみんな楽しそうに盛り上がっていました。この日はコペンハーゲンカードをネットで購入し、元が取れました。

〇Jaegersborg Dyrehave(野生の鹿がいる森)、Vaserne(野生動物保護区の森と湖、車で連れて行ってもらいました)
個人的には森が好きで、天気が良く鹿にも会えてとても楽しかったです。ひたすら森と草原と散歩道が広がっているだけでお店などはなく、その日は1日で20km近く歩きました。

〇スウェーデンのマルメ
マルメはデンマークとの雰囲気の違いを味わえ、歩いているだけでも結構楽しかったです。念のためパスポートを持っていきましたがチェックはなかったです。お昼すぎには出てコペンハーゲン市内に帰ってくる予定でしたが、電車が止まって帰れなくなりました。中央駅から2駅ほど電車に乗り、そこから無料のシャトルを出してくれていたのでそれに乗ればよかっただけだったのですが、分からずに右往左往していたら結局夕方になってしまいました。同じように右往左往している色々な国から来た人たちと仲良くなり、それはそれで楽しかったです。駅員さんは聞く人によって答えが違っていたので、払い戻しと代替え手段についてカスタマーサービスカウンターで確認するのが確実です。

〇コペンヒル、人魚姫
本当はオーデンセに行ってみたかったのですが、ネットでチケットが安くなる日曜は雨の予報だったのでやめました。コペンヒルは15分くらいで登れて入場料はかかりません。私は環境に興味があり、日本の「海の森」と比較したりしながら色々思うことがあったので行って良かったです。午前中はのんびりして、雨上がりの午後遅く出かけたのですが、早めに出てコペンハーゲン市内やクリスチャニアなど観光してから行ってもいいのかなと思います。人魚姫に向かった頃はすでに辺りが真っ暗でたどり着くまでが少し怖かったですが、ライトアップされていて、向こう岸にはライトアップされたコペンヒルが見えて、今と昔のコペンハーゲンのシンボルが並ぶ興味深い写真が撮れました。

 また、平日の幼稚園の後、コペンハーゲン市内に何度か観光や買い物をしに行きました。11月でしたので、お天気にもよりますが16時にはもう真っ暗と思った方がよいです。暗くなってから出かけても街はイルミネーションできれいです。Norreport駅からニューハウンを通り、海まで歩くと夜景がとてもきれいでした。アマリエンボー宮殿の近くのデザインミュージアムは18時まで開館していたので夜の時間も有効に使えました。
MENYやBrugsenなどのちょっといいスーパーは色々なところにあって、ほぼ毎日通っていました。同じ店でも場所によって置いてあるものがちょっと違っていたりして面白いですし、お土産も買えます。スーパー365は安いので使い分けると良いと思います。

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